固定撮影でアンドロメダ大星雲(M31)の撮影

夜半過ぎにはもう秋の星座が頭上高く輝いています。
秋の星空観望といえば、なんと言ってもアンドロメダ大星雲です。
肉眼でもぼんやり見えますが、小さな双眼鏡でもあるとそれっぽく見えてきます。

今回は、そのアンドロメダ大星雲を天体撮影用の特別な機材(赤道儀)無しに、通常の三脚と雲台にて、固定撮影で撮影しました。
通常は、1分とか露出を掛けないとなかなか写りませんが、そうすると日周運動で星が流れて線のように写ってしまいます。
今回のように200mmの望遠レンズで、アンドロメダ星雲近辺の星を点像に写すには約4秒以下の露出でなければなりませんでした。(空の場所によって許容時間は、変わります)
そこで、今回はISO感度を私のカメラの最高感度にし4秒露出の画像を31枚合成してみました。
合成することで、露出を稼げるだけでなく、高感度撮影による、画質の荒れや、高感度ノイズを低減することが出来ました。

合成には、DeepSkyStackerというフリーソフトを使用しました。
フリーソフトにもかかわらず、これがなかなかの優れものです。
私は未だまったく使いこなせていませんが、デフォルトの設定でもいい感じ合成されました。

DeepSkysTackerは以下からダウンロードできます。
http://deepskystacker.free.fr/english/index.html

撮影データ
Nikon D700
Nikon AF NIKKOR 80-200mm F2.8D<NEW>
焦点距離:200mm(300mm相当にトリミング)
F値:F2.8開放
露出:4秒×31枚
ISO感度:D700常用感度域外の最高感度(H2.0)

固定撮影で撮影できるというのは、楽チンでいいですね。

 

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