梅雨のつかの間の晴れ間に

先日7/2未明、久々の晴れ間にちょこっと望遠鏡出して撮影してみました。
こと座にある環状星雲M57です。
結構小さな天体ですが、望遠鏡で眺めると恒星とは違って点でなく、なんとなく丸く大きさがある、もやっとしたものが確認できます。

撮影データ
Vixen センサーニュートン反射 D=150mm , f=900mm(F6)
Vixen センサー赤道儀(ノータッチガイド)
PENTAX K-S2(ノーマル)
露出15秒 × 29枚+ダーク2枚(合計7.25分;DeepSkyStacerにて合成)
ISO6400
画角を40%にトリミング
2020年7月2日0:58~
自宅庭にて

この環状星雲は、惑星状星雲に分類され、惑星状星雲の中では最も有名な天体の一つで、ドーナツ星雲やリング星雲とかいう名で、皆さんも一度は図鑑等で見たことがあるかもしれません。

地球からの距離は、約2,300光年、半径は約1.3光年で、太陽程度の大きさの恒星の最期の姿です。
中心には核融合を終えた燃えカスのような白色矮星という星が残り、その周辺に、その星から放出されたガスが、中心の白色矮星から放出される強い紫外線によって電離され、ガス中の元素特有の色の光を放って、このような姿に見えます。

そういえば、もうすぐ七夕ですが、この環状星雲のある、こと座にある0等星のベガが織姫星です。
現在真夜中の天頂付近で一際明るく輝いていますよ~

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