10/6は火星の中接近です。
普段は小口径の望遠鏡ではなかなか模様まで見れませんが、10/6前後は小口径の望遠鏡でも、模様がそこそこ見える大きさになります。
機会があれば、ぜひ見てみてください。
今シーズンを逃すと、このレベルの大きさで火星を見れるのは、13年後のようです。
そこで、私も先日撮影してみました。気流の状態あまり良くありませんでしたので、あまり期待していませんでしたが、本日画像処理してみたところ、何とか火星の模様、南極冠などが浮き出てきました。
火星の赤い色は、地表を覆う酸化鉄の色で、黒い模様部は、その地域の岩石(玄武岩質の火山岩)の色です。白く光る南極冠は、二酸化炭素が凍ってできたドライアイスです。火星にも季節がありますので、南極間は大きくなったり、小さくなったりします。調度現在は、火星の南半球の夏にあたる季節で、南極冠はとても小さくなっています。
撮影データ
Vixen センサーニュートン反射 D=150mm , f=900mm
KELLNER25mmアイピースで拡大撮影
合成焦点距離:3,240mm
合成F値:F21.6
Vixen センサー赤道儀
ZWO ASI290MC
Gain=138(23%)
露出 17.54msec
※Registax6にて5,000フレームの中から2,500枚を抜粋、合成、Wavelet処理。
2020年9月21日0:44~
自宅庭